インフルエンザ流行
今年もインフルエンザが流行し始めています。すでに当院でもA型のインフルエンザが検出されています。インフルエンザは、腎臓、肺や心臓などに慢性の疾患のある方、免疫の低下している方、糖尿病の方が重症化しやすいとされています。しかし、糖尿病を持っていることそのものがインフルエンザの病状を悪化させるわけではなく、血糖管理がきちんと行われている人は一般の人がインフルエンザにかかる場合と大きな差はありません。ただし、糖尿病があっても治療を受けていない人、血糖管理の悪い人、合併症を持つ人は十分な注意を払わなければなりません。糖尿病があっても治療をまだ受けていない方は、早めに医療機関を受診され、治療を受けて下さい。関節リウマチなどリウマチ性疾患のある方は、ステロイド、生物学的製剤など免疫力低下を来しうる薬剤を使用していることがあり、腎臓、肺や心臓などに慢性の疾患のある方、免疫の低下している方と同様に、可能な限り人混みを避け、外出時はマスクを着用し、充分な手洗いやうがいを慣行されることをお勧めします。ノロウイルス胃腸炎の流行
例年のようにノロウイルスの季節がやってきました。ノロウイルスは、子供から高齢者に至る広い年齢層で急性胃腸炎を引き起こすウイルスです。この感染症は一般に11月から3月の冬季に流行します。今年も年末にかけて流行することが予測されています。潜伏期間は十数時間から2~3日で、主な症状は吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、37~38℃の軽度の発熱です。ノロウイルスの感染はほとんどが経口感染です。 治療としては、インフルエンザと違って特効薬がなく、対症療法のみです。患者の便や吐物には大量のウイルスが排出されますので、感染予防のために次のことを守ることが大切です。年末年始の臨時休業
今年は12月28日(金)午前の診療で終了し、来年は1月5日(土)より通常通り診療を開始いたします。インフルエンザ
今年は例年よりも暖かいようですが、そろそろ気温も下がりインフルエンザ流行の季節が始まります。インフルエンザは、腎臓、肺や心臓などに慢性の疾患のある方、免疫の低下している方、糖尿病の方が重症化しやすいとされています。しかし、糖尿病を持っていることそのものがインフルエンザの病状を悪化させるわけではなく、血糖管理がきちんと行われている人は一般の人がインフルエンザにかかる場合と大きな差はありません。ただし、糖尿病があっても治療を受けていない人、血糖管理の悪い人、合併症を持つ人は十分な注意を払わなければなりません。糖尿病があっても治療をまだ受けていない方は、早めに医療機関を受診され、治療を受けて下さい。関節リウマチなどリウマチ性疾患のある方は、ステロイド、生物学的製剤など免疫力低下を来しうる薬剤を使用していることがあり、腎臓、肺や心臓などに慢性の疾患のある方、免疫の低下している方と同様に、可能な限り人混みを避け、外出時はマスクを着用し、充分な手洗いやうがいを慣行されることをお勧めします。年末年始の臨時休業
今年は12月28日(金)午前の診療で終了し、来年は1月5日(土)より通常通り診療を開始いたします。インフルエンザワクチン
10月からインフルエンザワクチンの接種が当院でも始まりました。今年もA型2種、B型2種の4価のワクチンになります。A/シンガポール(H1N1)、A/シンガポール(H3N2)、B/プーケット、B/メリーランドに対する4株混合ワクチンです。今年はすでにインフルエンザの患者さんが散見されているようです。ワクチン効果持続は、約5ヶ月と言われているようです。インフルエンザ感染のピークの2週間以上前には接種しておきたいものです。インフルエンザワクチンは、インフルエンザに罹らないようにする効果よりも、罹ったときに軽症ですむという効果が期待されるものです。インフルエンザにかからないためには、ワクチン接種だけでなく、インフルエンザ流行時には可能な限り人混みを避け、外出時はマスクを着用し、手洗いうがいを慣行されることをお勧めします。健康診断
今年も健康診断の季節になりました。くり返しになりますが、健康診断でわかることには大きく分けて2種類有ります。一つは、糖尿病、高血圧、脂質異常症、髙尿酸血症などの生活習慣病が発見されることです。これは、これらの診断に必要な項目が、健康診断の検査項目にあるので当然でしょう。もう一つは、癌などの重大な病気を見つけるきっかけになることです。こちらの方が重要ではないかと思います。当院でも、貧血や肝機能障害、胸部レントゲン、PSA検査などから癌が見つかったということが少なくありません。健康診断ですべてがわかるわけではなく、通常は検査した項目しかわかりませんが、毎年受けることで昨年との変化で病気が見つかることがあります。生活習慣病は、それのみでは症状が無いことが多いのですが、脳梗塞や心筋梗塞のリスクになる病気です。脳梗塞や心筋梗塞を発症する前に生活習慣病を治療することが、結果的に医療費を抑制することになります。「健康診断なんて受けても意味が無く必要ない」と馬鹿にしないで、毎年必ず受けるようにしましょう。今年のノーベル医学生理学賞
本庶拓先生の授賞が決まりました。もっと早く授賞されていて当然の方なので、ようやく授賞というのが本音です。私は、20年ほど前のアメリカ留学中に研究室のボスの友人である本庶先生が訪問され、研究室を案内させていただいたということがありました。短い時間しか話をする機会はありませんでしたが、良い思い出です。骨粗鬆症
骨粗鬆症は、骨がスカスカになってもろくなり、骨折しやすくなる病気です。最初は、自覚症状はありませんが、ひどくなると骨折を起こし、寝たきりの原因となる場合もあります。骨粗鬆症は閉経期以降の女性や高齢の男性に多くみられますが、若い人でも栄養や運動不足、ステロイド剤などの影響で骨粗鬆症になることもあります。糖尿病
健康診断の結果で、糖尿病が疑われると指摘された方も多いかと思います。糖尿病は、インスリンが十分に働かないために、血液中を流れるブドウ糖(血糖)が増えてしまう病気です。インスリンは膵臓から出るホルモンで、血糖を一定の範囲内におさめる働きを担っています。血糖の濃度が高い状態(高血糖)が何年も放置されると、血管が傷つき、将来的に心臓病(心筋梗塞など)や、網膜症(失明)、腎不全で血液透析、足壊疽による切断といった、合併症につながります。糖尿病の合併症が起こらないように、早期診断、早期治療が大切です。健康診断で糖尿病が疑われた方は、なるべく早く医療機関を受診して下さい。髙尿酸血症と痛風
健康診断などで、尿酸が高いと指摘された方も多いかと思います。高尿酸血症は、そのものは何も症状は起こしませんが、放っておくと痛風(通常1つの関節が赤く腫れて痛くなる)や腎障害を起こし、動脈硬化(心筋梗塞や脳梗塞の原因)のリスクにもなります。尿酸値を下げる薬で有効な薬物治療法は、かなり確立されていますので、専門医による治療を受けましょう。当院では、痛風財団の痛風協力医療機関として、学会の治療ガイドラインに従った診療をしています。残暑熱中症
今年の夏も台風や局所的な豪雨の影響が多く、涼しい日々に続いて蒸し暑い残暑が続き、熱中症のリスクが高くなっています。特に温度はそれほど高くはなくても湿度が高く、喉が渇かないからと言って水分補給を充分に行わないと、熱中症リスクが高まります。「熱中症」とは、発汗や循環機能に異常をきたし、体温の調節がうまくできなくなることによって起こる、めまい・けいれん・吐き気・意識障害・頭痛など様々な体の不調を総称した症状です。水分補給とともに、エアコンも適度に使って温度湿度のコントロールをすることも大切です。また、普段から体調管理に心がけ、脱水にならないように水分と電解質の補給を行いましょう。水中毒にならないためにも、塩分など電解質の摂取は重要です。髙尿酸血症と痛風
夏には脱水傾向に陥ることが多く、脳梗塞とともに、痛風のリスクが高まることが知られています。特に屋外で運動した後に、サウナに入り、ビールを大量に飲んだり、暴飲暴食をしたりすると、さらに痛風発作のリスクが高まります。日頃から高尿酸血症の是正(血清尿酸値6以下)をし、痛風発作のリスクを下げましょう。健康診断などで、尿酸が高いと指摘された方も多いことでしょう。高尿酸血症は、そのものは何も症状は起こしませんが、放っておくと痛風(通常1つの関節が赤く腫れて痛くなる)や腎障害を起こし、動脈硬化(心筋梗塞や脳梗塞の原因)のリスクにもなります。尿酸値を下げる薬で有効な薬物治療法は、かなり確立されていますので、専門医による治療を受けましょう。当院では、痛風財団の痛風協力医療機関として、学会の治療ガイドラインに従った診療をしています。健康診断
今年も健康診断の季節になりました。くり返しになりますが、健康診断でわかることには大きく分けて2種類有ります。一つは、糖尿病、高血圧、脂質異常症、髙尿酸血症などの生活習慣病が発見されることです。これは、これらの診断に必要な項目が、健康診断の検査項目にあるので当然でしょう。もう一つは、癌などの重大な病気を見つけるきっかけになることです。こちらの方が重要ではないかと思います。当院でも、貧血や肝機能障害、胸部レントゲン、PSA検査などから癌が見つかったということが少なくありません。健康診断ですべてがわかるわけではなく、通常は検査した項目しかわかりませんが、毎年受けることで昨年との変化で病気が見つかることがあります。生活習慣病は、それのみでは症状が無いことが多いのですが、脳梗塞や心筋梗塞のリスクになる病気です。脳梗塞や心筋梗塞を発症する前に生活習慣病を治療することが、結果的に医療費を抑制することになります。「健康診断なんて受けても意味が無く必要ない」と思わないで、毎年必ず受けるようにしましょう。糖尿病
健康診断の結果で、糖尿病が疑われると指摘された方もいらっしゃるかと思います。糖尿病は、インスリンが十分に働かないために、血液中を流れるブドウ糖(血糖)が増えてしまう病気です。インスリンは膵臓から出るホルモンで、血糖を一定の範囲内におさめる働きを担っています。血糖の濃度が高い状態(高血糖)が何年も放置されると、血管が傷つき、将来的に心臓病(心筋梗塞など)や、網膜症(失明)、腎不全で血液透析、足壊疽による切断といった、合併症につながります。また、著しく高い血糖は、それだけで意識を失うことがあります(糖尿病性昏睡)。糖尿病の合併症が起こらないように、早期診断、早期治療が大切です。健康診断で糖尿病が疑われた方は、なるべく早く医療機関を受診して下さい。熱中症
今年の東京は、梅雨明けが早く、猛暑が続き熱中症のリスクが高くなることが予想されます。繰り返しになりますが、「熱中症」とは、発汗や循環機能に異常をきたし、体温の調節がうまくできなくなることによって起こる、めまい・けいれん・吐き気・意識障害・頭痛など様々な体の不調を総称した症状です。普段の体調管理に心がけ、脱水にならないようにこまめに水分と電解質の補給を行いましょう。気温がそれほど高くなくても湿度が高いと、汗や循環機能に異常をきたし、体温の調節がうまくできなくなります。必要に応じてエアコンの除湿機能を使いましょう。膀胱炎、腎盂腎炎
熱中症とも関係しますが、夏は発汗が多くなり、尿量が減ることで膀胱炎のリスクが高くなります。トイレが近い(頻尿)、排尿時に痛みがあるなどが典型的な膀胱炎の症状です。女性に膀胱炎が多いのは、女性の体の構造と関係があり、尿道が男性に比べて短く直線的なので、膀胱に細菌が侵入しやすいためと言われています。典型的な膀胱炎症状がなく、突然高熱が出て腎盂腎炎になって来院される方もいらっしゃいます。腎盂腎炎になると、抗生物質の内服だけでは改善せず、点滴が必要になることも多く、重症になると入院治療が必要です。普段から水分補給をこまめにすることや、トイレを我慢しないことが重要です。夏季臨時休業
今年は、山の日8月11日(土)から8月16日(木)まで夏季休暇をいただきます。熱中症
今年は、寒暖差が激しいようですが、5月中旬から蒸し暑い日が続き、すでに熱中症のリスクが高くなっています。「熱中症」とは、発汗や循環機能に異常をきたし、体温の調節がうまくできなくなることによって起こる、めまい・けいれん・吐き気・意識障害・頭痛など様々な体の不調を総称した症状です。普段の体調管理に心がけ、普段から脱水にならないようにこまめに水分と電解質の補給を行いましょう。気温がそれほど高くなくても湿度が高いと、汗や循環機能に異常をきたし、体温の調節がうまくできなくなります。必要に応じてエアコンの除湿機能を使いましょう。膀胱炎、腎盂腎炎
熱中症とも関係しますが、夏は発汗が多くなり、尿量が減ることで膀胱炎のリスクが高くなります。トイレが近い(頻尿)、排尿時に痛みがあるなどが典型的な膀胱炎の症状です。女性に膀胱炎が多いのは、女性の体の構造と関係があり、尿道が男性に比べて短く直線的なので、膀胱に細菌が侵入しやすいためと言われています。典型的な膀胱炎症状がなく、突然高熱が出て腎盂腎炎になって来院される方もいらっしゃいます。腎盂腎炎になると、抗生物質の内服だけでは改善せず、点滴が必要になることも多く、重症になると入院治療が必要です。普段から水分補給をこまめにすることや、トイレを我慢しないことが重要です。ペットボトル症候群
暖かくなるこの時期に話題になるものに、ペットボトル症候群というものがあります。ペットボトル症候群の正式名称は「ソフトドリンク・ケトーシス」といいます。もともと糖尿病と診断されていなかった人が、糖分を含む清涼飲料水やスポーツドリンクを大量に飲んだために、血糖値が上昇し、糖尿病を発症するもので、意識を失うこともあります。清涼飲料水には多くの糖分が含まれていることが多いのですが、それを知らずに大量の清涼飲料水を飲んでしまい、糖分をエネルギーに変えるインスリンの量が不足することでケトン症(ケトン体と呼ぶ物質が血液中に増えすぎると意識がもうろうとしてくる)になってしまうというのがペットボトル症候群のメカニズムです。糖尿病の患者さんでは、ソフトドリンクは当然禁止すべき飲み物で、当院の外来でも常に注意を喚起しています。髙尿酸血症と痛風
これからの時期は、脱水傾向になることが多く、ビールの美味しい季節でもあるからでしょうか、痛風を発症する方が多いようです。高尿酸血症を指摘されている方は注意が必要です。尿酸値を下げる薬で有効な薬物治療法は、かなり確立されていますので、専門医による治療を受けましょう。当院では、痛風財団の痛風協力医療機関として、学会の治療ガイドラインに従った診療をしています。花粉症ピーク
当院は、東京豊島区のJR大塚駅の近くにありますが、東京近郊では、ヒノキ花粉症のピークを迎えています。ヒノキ花粉は、4月上旬~中旬にピークを迎え、5月まで続くと思われます。その他の春の花粉症の原因としては、4~5月のシラカンバと1~4月のハンノキが挙げられます。花粉症治療は、早めに受診され、抗アレルギー剤の内服を早めになさることが基本です。帯状疱疹
多くの人が子供のころに罹る水ぼうそう(水痘)と同じウイルス(水痘帯状疱疹ウイルス)が、神経の付け根に残っていて、体力が落ちたときに水疱を伴う紅い発疹として現れる病気です。多くは、痛みを伴い、神経痛は、発疹が消えてからも長く残ることがあります。痛みを伴う湿疹が典型的ですが、まれにはかゆみを伴うこともあり、これからの時期はあせもなどの湿疹が起こりやすい時期ですので、普通の湿疹と間違えて、治療が遅れることもあります。原因の分からない湿疹が出たら早めに受診しましょう。また、この病気は、糖尿病などの免疫が低下する病気がある方は、起こりやすく重症化しやすいので、帯状疱疹になった人は、糖尿病などの内科疾患がないかどうかも検査してもらいましょう。実際に、帯状疱疹の発症をきっかけに、糖尿病と診断されたケースもあります。この原因ウイルスに対する治療は、早ければ早いほど有効で、後遺症も残しにくいので、早めの受診が肝心です。紫外線に注意
真夏に紫外線が強いことはよく知られていますが、実は春先である今の時期も紫外線は非常に強い時期です。日焼け、シミ、しわなどの皮膚の障害や白内障、網膜障害などの眼の障害を防ぐために、紫外線を予防しましょう。また、膠原病の一つである全身性エリテマトーデス(SLE)では、光線過敏症という症状があり、紫外線はこの病気を悪くする因子ですので、SLEの患者さんは紫外線予防を徹底する必要があります。この病気以外でも、光線過敏症を発症することはあります。それらの紫外線による障害を防ぐために、この時期から日傘など紫外線予防をなさることが大切です。また、湿布などの外用貼付剤の一部に光線過敏症を誘発するものがありますので、注意が必要です。花粉症ピーク
当院は、東京豊島区のJR大塚駅の近くにありますが、東京近郊では、スギ花粉症のピークを迎えています。ヒノキ花粉は、4月上旬~中旬にピークを迎え、5月まで続くと思われます。その他の春の花粉症の原因としては、4~5月のシラカンバと1~4月のハンノキが挙げられます。花粉症治療は、早めに受診され、抗アレルギー剤の内服を早めになさることが基本です。お花見シーズンのこの時期は、気温差も激しく、風邪にかかることも多いです。花粉症と風邪症候群の鑑別も重要ですので、自己判断で薬を内服せずに、早めに受診なさることが大切です。繰り返しになりますが、花粉症対策は、早めに受診され、抗アレルギー剤の内服を早めになさることが大切です。また、花粉症対策は、抗アレルギー剤の内服を早めになさることが大切です。内服薬を続ける事とともに、抗原に暴露しないようにマスクやゴーグルを着用することも大切です。早めに対策を講じる事をお勧めします。帯状疱疹
多くの人が子供のころに罹る水ぼうそう(水痘)と同じウイルス(水痘帯状疱疹ウイルス)が、神経の付け根に残っていて、体力が落ちたときに水疱を伴う紅い発疹として現れる病気です。多くは、痛みを伴い、神経痛は、発疹が消えてからも長く残ることがあります。痛みを伴う湿疹が典型的ですが、まれにはかゆみを伴うこともあり、これからの時期はあせもなどの湿疹が起こりやすい時期ですので、普通の湿疹と間違えて、治療が遅れることもあります。原因の分からない湿疹が出たら早めに受診しましょう。また、この病気は、糖尿病などの免疫が低下する病気がある方は、起こりやすく重症化しやすいので、帯状疱疹になった人は、糖尿病などの内科疾患がないかどうかも検査してもらいましょう。実際に、帯状疱疹の発症をきっかけに、糖尿病と診断されたケースもあります。この原因ウイルスに対する治療は、早ければ早いほど有効で、後遺症も残しにくいので、早めの受診が肝心です。紫外線に注意
真夏に紫外線が強いことはよく知られていますが、実はこれからの時期も紫外線は非常に強い時期です。日焼け、シミ、しわなどの皮膚の障害や白内障、網膜障害などの眼の障害を防ぐために、紫外線を予防しましょう。また、膠原病の一つである全身性エリテマトーデス(SLE)では、光線過敏症という症状があり、紫外線はこの病気を悪くする因子ですので、SLEの患者さんは紫外線予防を徹底する必要があります。この病気以外でも、光線過敏症を発症することはあります。それらの紫外線による障害を防ぐために、この時期から日傘など紫外線予防をなさることが大切です。また、湿布などの外用貼付剤の一部に光線過敏症を誘発するものがありますので、注意が必要です。花粉症対策2018
東京近郊では、花粉が飛散し始めているようです。今年の花粉の量は例年より多い言われています。繰り返しになりますが、花粉症対策は、早めに受診され、抗アレルギー剤の内服を早めになさることが大切です。花粉症と風邪の鑑別も重要ですので、鼻水、鼻づまりのある方は早めに受診されることをお勧めします。また、花粉症対策は、抗アレルギー剤の内服を早めになさることが大切です。内服薬を続ける事とともに、抗原に暴露しないようにマスクやゴーグルを着用することも大切です。早めに対策を講じる事をお勧めします。口腔アレルギー症候群(oral allergy syndrome: OAS)
繰り返しになりますが、花粉症に関連した病気として口腔アレルギー症候群が知られています。食物を食べた時に、口やのどにかゆみやイガイガ感を感じたり、唇が腫れたりしたことはないでしょうか?これは、「口腔・咽頭粘膜の過敏症状やその他の局所的あるいは全身的なI型アレルギー反応を生じるIgE抗体伝達性即時型食物アレルギー」です。花粉症やラテックスアレルギーに合併していることが多く、 果物や野菜と、花粉やラテックスの間に共通抗原性があるためと考えられています。特に、シラカンバ・ハンノキ花粉症で多く発症すると言われています。スイネ科の花粉症:トマト・スイカ・オレンジが多い、ヨモギ・ブタクサ花粉症:メロン・スイカ・セロリが多い、など花粉症の原因によってこの病気を起こす食べ物が違います。症状としては、原因の食事摂取後15分以内に口腔・咽頭粘膜、口唇の掻痒感、ピリピリ感および浮腫性腫脹が生じ、下痢、腹痛などの腹部症状、咽のむくみ、鼻水、目の充血を認めます。全身の症状として、蕁麻疹、湿疹様の皮膚症状、喘息症状、ときにアナフィラキシーショックを認めることもあります。万が一、花粉症の方が食べ物を食べた後で、このような症状が出たら、この病気のことを思い出して、アレルギー学会専門医にご相談ください。インフルエンザ流行
豊島区でも本格的にインフルエンザが流行しています。今年は、A型もB型も出ています。最近はB型が多い印象です。インフルエンザワクチンの効果発現には2週間程度を要するため、接種を済ませていない方は早めに接種されることをお勧めします。繰り返しになりますが、インフルエンザワクチンは、インフルエンザに罹らないようにする効果よりも、罹ったときに軽症で済むという効果が期待されるものです。インフルエンザワクチンの接種を受けた方も、インフルエンザにかからないために、可能な限り人混みを避け、外出時はマスクを着用し、帰宅後は手洗いうがい、出来れば洗顔も慣行されることをお勧めします。花粉症対策2018
今年も1月から鼻炎症状が出ている方が多数いらっしゃいます。2月には本格的な花粉症の季節がやってきます。花粉症対策は、抗アレルギー剤の内服を早めになさる事とともに、抗原に暴露しないようにマスクやゴーグルを着用することが大切です。早めに対策を講じる事をお勧めします。昨年から、眠くなりにくく効果が高いとされる新しい抗アレルギー薬が使用できるようになりましたので、その実力が期待されます。今の時期は、気温差も激しく、風邪にかかることも多いです。花粉症と風邪症候群の鑑別も重要ですので、自己判断で薬を内服せずに、鼻水、鼻づまりのある方は早めに内科を受診なさってください。