お知らせ

2014年
2014年12月09日
インフルエンザ、年末年始の臨時休業

インフルエンザ流行

 感染症情報センターの情報によると、インフルエンザが流行し始めています。すでに当院でもA型インフルエンザが検出されています。インフルエンザは、腎臓、肺や心臓などに慢性の疾患のある方、免疫の低下している方、糖尿病の方が重症化しやすいとされています。しかし、糖尿病を持っていることそのものがインフルエンザの病状を悪化させるわけではなく、血糖管理がきちんと行われている人は一般の人がインフルエンザにかかる場合と大きな差はありません。ただし、糖尿病があっても治療を受けていない人、血糖管理の悪い人、合併症を持つ人は十分な注意を払わなければなりません。糖尿病があっても治療をまだ受けていない方は、早めに医療機関を受診され、治療を受けて下さい。関節リウマチなどリウマチ性疾患のある方は、ステロイド、生物学的製剤など免疫力低下を来しうる薬剤を使用していることがあり、腎臓、肺や心臓などに慢性の疾患のある方、免疫の低下している方と同様に、可能な限り人混みを避け、外出時はマスクを着用し、充分な手洗いやうがいを慣行されることをお勧めします。
 インフルエンザワクチンの効果発現には2週間程度を要するため、接種を済ませていない方は早めに接種されることをお勧めします。繰り返しになりますが、インフルエンザワクチンは、インフルエンザに罹らないようにする効果よりも、罹ったときに軽症で済むという効果が期待されるものです。

年末年始の臨時休業

 今年は12月27日(土)午前の診療で終了し、来年は1月5日(月)より診療を開始いたします。
2014年11月17日
ノロウイルス胃腸炎、年末年始の臨時休業

ノロウイルス胃腸炎の流行

 今年はいろんなウイルス性疾患が世間を騒がせた年でしたが、毎年のようにノロウイルスの季節がやってきました。ノロウイルスは、子供から高齢者に至る広い年齢層で急性胃腸炎を引き起こすウイルスです。この感染症は一般に11月から3月の冬季に流行します。今年も年末にかけて流行することが予測されていますが、すでにノロウイルスを含めた感染性胃腸炎が流行っているようです。潜伏期間は十数時間から2~3日で、主な症状は吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、37~38℃の軽度の発熱です。ノロウイルスの感染はほとんどが経口感染であり、次のような感染経路が考えられています。
  1. 感染者のウイルスが大量に含まれる便や吐物などから直接もしくは二次的に感染する場合
  2. 調理などを行う食品取扱者が感染していて、その人を介して汚染した食品を食べた場合
  3. ウイルスに汚染された貝類(特に二枚貝)を生あるいは十分に加熱調理しないで食べた場合
 
 治療としては、インフルエンザと違って特効薬がなく、対症療法のみです。患者の便や吐物には大量のウイルスが排出されますので、感染予防のために次のことを守ることが大切です。
  1. 食事の前やトイレの後などは、石鹸を使いしっかりと手を洗う。
  2. タオルなどは共用で使用しないで、出来れば使い捨てのペーパータオルを使う。
  3. 下痢や嘔吐の症状がある人は、直接食品を取り扱う作業をしない。
  4. 食品の加熱は充分に行い、食品の中心温度を85℃に保ったまま1分以上加熱するように調理する。
  5. 便や吐物の処理をする時は素手で触らず、必ずビニール手袋を使用し、汚物の消毒は市販の塩素系消毒剤(漂白剤)を希釈したものを使用する。
  6. 嘔吐物や下痢便で汚れた衣類は、マスクと手袋をした上でバケツやたらいなどでまず水洗いし、更に塩素系消毒剤で消毒する。高齢者や免疫力の低下している方は、重症化する可能性がありますので、感染予防には十分注意しましょう。

年末年始の臨時休業

 今年は12月27日(土)午前の診療で終了し、来年は1月5日(月)より通常通りの診療を開始いたします。
2014年10月02日
インフルエンザワクチン、秋の花粉症など

インフルエンザワクチン

 インフルエンザワクチンの接種が当院でも始まりました。A/カリフォルニア(H1N1), A/ニューヨーク(H3N2)、B/マサチュセッツに対する3株混合ワクチンです。インフルエンザワクチンは、インフルエンザに罹らないようにする効果よりも、罹ったときに軽症で済むという効果が期待されるものです。インフルエンザにかからないためには、ワクチン接種だけでなく、インフルエンザ流行時には可能な限り人混みを避け、外出時はマスクを着用し、手洗いうがいを慣行されることをお勧めします。また、肺炎球菌ワクチンとは同時に接種出来ませんので、どちらを先に接種するかは、医療機関でご相談ください。

秋の花粉症

 自然災害の多かった夏も終わり、東京近郊でも、すでに秋の花粉症が始まっているようです。秋の花粉症の原因は、春とは違い、イネ科やキク科、ブタクサ属などの、背が低い、いわゆる雑草の花粉です。これらの植物は背丈が低く、花粉は数10mの範囲にしか広がりません。そのため、その植物が生えている場所に近づかなければ、かなり花粉を避けることができます。スギ花粉症と同様に、花粉症対策は、早めに受診され、抗アレルギー剤の内服を早めになさることが大切です。

口腔アレルギー症候群(oral allergy syndrome: OAS)

 繰り返しになりますが、花粉症に関連した病気のことを今年も紹介したいと思います。食物を食べた時に、口やのどにかゆみやイガイガ感を感じたり、唇が腫れたりしたことはないでしょうか?これは、「口腔・咽頭粘膜の過敏症状やその他の局所的あるいは全身的なI型アレルギー反応を生じるIgE抗体伝達性即時型食物アレルギー」です。花粉症やラテックスアレルギーに合併していることが多く、 果物や野菜と、花粉やラテックスの間に共通抗原性があるためと考えられています。特に、シラカンバ・ハンノキ花粉症で多く発症すると言われています。スイネ科の花粉症:トマト・スイカ・オレンジが多い、ヨモギ・ブタクサ花粉症:メロン・スイカ・セロリが多い、など花粉症の原因によってこの病気を起こす食べ物が違います。症状としては、原因の食事摂取後15分以内に口腔・咽頭粘膜、口唇の掻痒感、ピリピリ感および浮腫性腫脹が生じ、下痢、腹痛などの腹部症状、咽のむくみ、鼻水、目の充血を認めます。全身の症状として、蕁麻疹、湿疹様の皮膚症状、喘息症状、ときにアナフィラキシーショックを認めることもあります。万が一、花粉症の方が食べ物を食べた後で、このような症状が出たら、この病気のことを思い出して、アレルギー学会専門医にご相談ください。

肺炎球菌ワクチン

 肺炎球菌は、肺炎を起こす代表的な細菌ですが、最近では抗生物質が効かない肺炎球菌も増えており、予防の重要性が再認識されています。肺炎は死に至ることもある怖い病気です。このワクチンは、肺炎球菌による感染症の約8割に有効とされ、約5年間効果が持続します。このワクチンは直接インフルエンザウイルスには有効ではありませんが、インフルエンザウイルス感染に伴う、細菌性肺炎の原因菌として重要な肺炎球菌に対するワクチンです。肺炎球菌ワクチン接種は、インフルエンザワクチンとは1~2週間以上空けていただいて接種することが可能です。どちらのワクチンが先でも結構です。このワクチンを接種しているのに肺炎になったと言われる方がいらっしゃいますが、肺炎球菌以外の細菌やウイルスによる肺炎には予防効果はありません。ワクチンは、あくまでも予防法の一つで、うがい、手洗いの慣行が感染予防の基本ですので、特に外出先から戻られた後は、うがい、手洗いを忘れずにしましょう。
2014年09月03日
残暑熱中症、帯状疱疹、デング熱

残暑熱中症

 今年の夏は予想以上に暑くなり、その後雨天が多かったのですが、最近残暑が戻ってきて、熱中症のリスクが高くなっています。「熱中症」とは、発汗や循環機能に異常をきたし、体温の調節がうまくできなくなることによって起こる、めまい・けいれん・吐き気・意識障害・頭痛など様々な体の不調を総称した症状です。普段から体調管理に心がけ、脱水にならないように水分と電解質の補給を行いましょう。

帯状疱疹

 大抵の人が子供のころに罹る水ぼうそう(水痘)と同じウイルス(水痘帯状疱疹ウイルス)が、神経の付け根に残っていて、体力が落ちたときに水疱を伴う紅い発疹として現れる病気です。多くは、痛みを伴い、神経痛は、発疹が消えてからも長く残ることがあります。痛みを伴う湿疹が典型的ですが、まれにはかゆみを伴うこともあり、今の時期はあせもなどの湿疹が起こりやすい時期ですので、普通の湿疹と間違えて、治療が遅れることもあります。原因の分からない湿疹が出たら早めに受診しましょう。また、この病気は、糖尿病などの免疫が低下する病気がある方は、起こりやすく重症化しやすいので、帯状疱疹になった人は、糖尿病などの内科疾患がないかどうかも検査してもらいましょう。実際に、帯状疱疹の発症をきっかけに、糖尿病と診断されたケースも少なくありません。この原因ウイルスに対する治療は、早ければ早いほど有効で、後遺症も残しにくいので、早めの受診が肝心です。

デング熱

 ネッタイシマカやヒトスジシマカなどのヤブ蚊によって媒介されるデングウイルスによる感染症で、熱帯や亜熱帯の病気と考えられていました。典型的には、蚊に刺されてから3日~14日(多くは4~7日)の潜伏期間の後、高熱(38度以上)・頭痛・眼窩痛・関節痛・筋肉痛・発疹・悪心・嘔吐などを呈します。1週間ほどで解熱し、通常は予後良好な疾患です。一方「デング出血熱」は、原因は同じデングウイルスですが、症状は重く、デング熱の症状である熱が下がり始めたころ(2~7日後)、循環障害と出血傾向により、消化管出血・呼吸困難などを呈しショック状態に陥ることがあります。一般の医療機関ではこのウイルスの検査はできませんが、疑わしいと思われる方は、医療機関を受診して地区の検査体制でウイルス検査を受けられることをお勧めします。
2014年07月29日
熱中症、夏季臨時休診、スマホ対応

熱中症

 今年の夏は当初の予想に反して暑くなり、熱中症のリスクが高くなっています。繰り返しになりますが、「熱中症」とは、発汗や循環機能に異常をきたし、体温の調節がうまくできなくなることによって起こる、めまい・けいれん・吐き気・意識障害・頭痛など様々な体の不調を総称した症状です。普段の体調管理に心がけ、普段から脱水にならないようにこまめに水分と電解質の補給を行いましょう。

夏季臨時休診

 今年は8月12日(火)から8月16日(土)を臨時休診とさせていただきます。8月11日(月)は通常診療です。また、8月18日(月)からは通常診療とさせていただきます。

スマホ対応

 当ホームページは昨年からスマートフォン対応に対応するようになっています。最近は道案内をしてくれるアプリもありますから、当院に初めて来られる方にはとても便利だと思います。どうぞご利用ください。
2014年06月25日
痛風、夏季臨時休診

夏季臨時休診

 今年は8月12日(火)から8月16日(土)を臨時休診とさせていただきます。8月11日(月)は通常診療です。また、8月18日(月)からは通常診療とさせていただきます。

髙尿酸血症と痛風

 健康診断などで、尿酸が高いと指摘された方も多いことでしょう。高尿酸血症は、そのものだけでは何も症状は起こしませんが、放っておくと痛風(通常1つの関節が赤く腫れて痛くなる)や腎障害を起こし、動脈硬化(心筋梗塞や脳梗塞の原因)のリスクにもなります。尿酸値を下げる薬で有効な薬物治療法は、かなり確立されていますので、専門医による治療を受けましょう。当院では、痛風財団の痛風協力医療機関として、学会の治療ガイドラインに従った診療をしています。
2014年05月26日
水虫、熱中症、麻疹

水虫(白癬菌症)

 そろそろ梅雨の季節を迎えようとしています。水虫は、白癬菌という真菌(カビ)が原因で起こる感染症で、足の趾の間や足の裏の皮膚がむけて、痒くなります。白癬菌は、ほかのカビと同様、高温多湿な場所が大好きで、これからの蒸し暑い梅雨時から夏場にかけて、活動が活発になります。多くは、軟膏を根気よく使えば、良くなります。また、爪が白くもろくなる爪水虫(爪白癬)は、通常塗り薬では効果不十分で、内服薬が必要になります。内服薬は他の内服薬との相互作用もありますので、医師にご相談ください。また、糖尿病などの病気がある方は、重症化しやすく、足が広い範囲で化膿する可能性もありますので、水虫のある方は糖尿病などの内科の疾患がないかどうかも検査しましょう。

熱中症

 梅雨入り間近の5月下旬は、急に湿度が高くなり、熱中症のリスクが高くなっています。「熱中症」とは、発汗や循環機能に異常をきたし、体温の調節がうまくできなくなることによって起こる、めまい・けいれん・吐き気・意識障害・頭痛など様々な体の不調を総称した症状です。普段の体調管理に心がけ、普段から脱水にならないようにこまめに水分と電解質の補給を行いましょう。気温がそれほど高くなくても湿度が高いと、汗や循環機能に異常をきたし、体温の調節がうまくできなくなります。必要に応じてエアコンの除湿機能を使いましょう。

麻疹

 麻疹・風疹が流行しています。特に、海外からの輸入麻疹が流行っているようです。麻疹ウイルスの感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、ヒトからヒトへ感染します。感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れ、2-3日微熱が続いた後、39℃以上の高熱と発疹が出現します。肺炎、中耳炎を合併しやすく、約1000人に1人の割合で脳炎を発症すると言われています。麻疹ワクチンを接種することによって、95%以上の人が麻疹ウイルスに対する免疫を獲得することができると言われています。麻疹は感染力が強く、空気感染もするので、手洗い、マスクのみで予防はできませのでワクチンが有効な予防法と言えると思います。抗体のできていない方や抗体が少ない方は、早めにワクチンを接種されることをお勧めします。
2014年04月23日
口腔アレルギー症候群、帯状疱疹

口腔アレルギー症候群(oral allergy syndrome: OAS)

 花粉症の季節も、もうあと少しで終わると思いますが、花粉症に関連した病気のことを今年も紹介したいと思います。食物を食べた時に、口やのどにかゆみやイガイガ感を感じたり、唇が腫れたりしたことはないでしょうか?これは、「口腔・咽頭粘膜の過敏症状やその他の局所的あるいは全身的なI型アレルギー反応を生じるIgE抗体伝達性即時型食物アレルギー」です。花粉症やラテックスアレルギーに合併していることが多く、 果物や野菜と、花粉やラテックスの間に共通抗原性があるためと考えられています。特に、シラカンバ・ハンノキ花粉症で多く発症すると言われています。スギ花粉症:トマト、イネ科の花粉症:トマト・スイカ・オレンジが多い、ヨモギ・ブタクサ花粉症:メロン・スイカ・セロリが多い、ラテックスアレルギー :アボカド・クリ・バナナ・キウイが多いなど花粉症の原因によってこの病気を起こす食べ物が違います。症状としては、原因の食事摂取後15分以内に口腔・咽頭粘膜、口唇の掻痒感、ピリピリ感および浮腫性腫脹が生じ、下痢、腹痛などの腹部症状、咽のむくみ、鼻水、目の充血を認めます。全身の症状として、蕁麻疹、湿疹様の皮膚症状、喘息症状、ときにアナフィラキシーショックを認めることもあります。万が一、花粉症の方が食べ物を食べた後で、このような症状が出たら、この病気のことを思い出して、アレルギー学会専門医にご相談ください。

帯状疱疹

 大抵の人が子供のころに罹る水ぼうそう(水痘)と同じウイルス(水痘帯状疱疹ウイルス)が、神経の付け根に残っていて、体力が落ちたときに水疱を伴う紅い発疹として現れる病気です。多くは、痛みを伴い、神経痛は、発疹が消えてからも長く残ることがあります。痛みを伴う湿疹が典型的ですが、まれにはかゆみを伴うこともあり、これからの時期はあせもなどの湿疹が起こりやすい時期ですので、普通の湿疹と間違えて、治療が遅れることもあります。原因の分からない湿疹が出たら早めに受診しましょう。また、この病気は、糖尿病などの免疫が低下する病気がある方は、起こりやすく重症化しやすいので、帯状疱疹になった人は、糖尿病などの内科疾患がないかどうかも検査してもらいましょう。実際に、帯状疱疹の発症をきっかけに、糖尿病と診断されたケースもあります。この原因ウイルスに対する治療は、早ければ早いほど有効で、後遺症も残しにくいので、早めの受診が肝心です。
2014年03月19日
非常勤医師の紹介、花粉症、インフルエンザB型

非常勤医師の紹介

 4月から、非常勤医師として、東京女子医大膠原病リウマチ痛風センターの牟田医師が勤務されます。診察日時は院内に掲示いたします。日本内科学会総合内科専門医、日本リウマチ学会専門医、日本医師会認定産業医です。牟田先生が勤務される時間帯は院長と医師2名体制になりますので、よろしくお願いいたします。

花粉症ピーク

 当院は、東京豊島区のJR大塚駅の近くにありますが、東京近郊では、先週から本格的に花粉が飛散し、花粉症のピークを迎えています。花粉症治療は、早めに受診され、抗アレルギー剤の内服を早めになさることが基本です。内服薬と同時に、目薬や点鼻薬の併用も有効です。繰り返しになりますが、目薬や点鼻薬の中にはステロイドが入っている物があります。ステロイドは強力な免疫反応抑制作用があり、使い方によってはとても有用な治療薬ですが、眼圧を高くしたり、角膜ヘルペスのリスクが高くなるなどの副作用もあります。ステロイド点鼻薬も鼻の感染症があるとき(鼻汁が黄色いとき)は、使用は避けるべきです。どちらも主治医と相談して上手に使いましょう。

インフルエンザB型

 インフルエンザA型の流行のピークは過ぎたようですが、3月に入ってもインフルエンザ、特にB型に罹った方を散見します。インフルエンザの予防には、可能な限り人混みを避け、外出時はマスクを着用し、帰宅後は手洗いうがい、洗顔を慣行されることをお勧めします。
2014年02月21日
花粉症対策2014、関節リウマチに関する論文

花粉症対策2014

 東京近郊では、本格的に花粉が飛散するようです。花粉の量は昨年よりは少なく、平年並みになると言われています。繰り返しになりますが、花粉症対策は、早めに受診され、抗アレルギー剤の内服を早めになさることが大切です。花粉症と風邪の鑑別も重要ですので、鼻水、鼻づまりのある方は早めに受診されることをお勧めします。また、花粉症対策は、抗アレルギー剤の内服を早めになさることが大切です。内服薬を続ける事とともに、抗原に暴露しないようにマスクやゴーグルを着用することも大切です。今後、スギ花粉症に関しては、舌下免疫療法が保険適応になる予定です。抗原に特異的な治療法で、アレルギーの原因物質であるスギを含むエキスを舌の下に投与し、体内に吸収させる方法で、継続的に行うことで症状を軽減させると言われています。大きな副作用は少なそうですが、継続的に治療しなければ効果が無く、現時点で保険適応になる舌下免疫療法はスギ花粉症に対するもののみで、他のアレルゲンに対する効果は期待できません。また、スギ花粉症でも100%効果があるわけではありません。

関節リウマチに関する論文

 東京女子医大と当院などとの共同で、関節リウマチに関する論文が英文医学雑誌に掲載されました(Kitahama M, Okamoto H, et al. (2013) J Arthritis 2: 115.)。
2014年01月20日
インフルエンザ大流行、花粉症、スマホ対応

インフルエンザ大流行

 豊島区でも本格的にインフルエンザが流行しています。昨年末から、A型もB型も出ていますが、最近はA型の方が多い印象です。一部の抗インフルエンザ薬が効かない耐性ウイルスの存在も報道されているようです。インフルエンザワクチンはインフルエンザに罹らなくするというよりも、インフルエンザに罹った際に重症化しないようにする作用が強いと考えられています。インフルエンザワクチンの接種を受けた方も、インフルエンザにかからないために、可能な限り人混みを避け、外出時はマスクを着用し、帰宅後は手洗いうがい、出来れば洗顔も慣行されることをお勧めします。

花粉症対策2014

 2月には花粉症の季節がやってきます。花粉症と風邪の鑑別も重要ですので、鼻水、鼻づまりのある方は早めに受診されることをお勧めします。また、花粉症対策は、抗アレルギー剤の内服を早めになさることが大切です。内服薬を続ける事とともに、抗原に暴露しないようにマスクやゴーグルを着用することも大切です。早めに対策を講じる事をお勧めします。

スマホ対応

 当ホームページは昨年からスマートフォン対応に対応するようになりました。最近は道案内をしてくれるアプリもありますから、当院に初めて来られる方にはとても便利だと思います。どうぞご利用ください。